「無料」という言葉の捉え方

「無料」という言葉の捉え方

どんな人でも「無料だ」と聞くと物凄くラッキーな気分になるものですが、その時の心理はそれを勧める側と勧められる側とでは微妙に違うと思うのです。それは勧める側には「無料にしてあげますよ。嬉しいでしょう?」と言ったちょっと上から目線が働くものです。それはおそらく「無料=良い事」であり、「良い事をお客さんに薦めている自分=いい人」という関係が成り立っているからでしょう。無料ですよ、という事で自分がお客さんにたいしてとても親切にしているような気分になるのだと思います。ですがお客さんの方にしてみれば少し違います。「無料?どうして?何か裏があるんじゃないの?」という疑いの気持ちが生じる場合があるんですね。実際に最近では美容室ではやたらと無料であるサービスと言う物を提供するお店が多いような気がします。クーポンなどで「無料券」などという文字を良く目にしますが、その時に「どうせ無料なんだから大したことないんじゃないの?」と思ってしまう時も有りますよね。無料という言葉にはお客さんは弱い、とか無料のサービスをつければとりあえずお客さんは来てくれる、と信じて疑わない美容室というのは、お客さんの心理を良く分かっていないかもしれません。そういうサービスを濫用する事で、結果的に経営難に陥るケースもあるようですしね。結果的にはお客さんにお金を支払ってもらわなくても良い、というサービスの場合、その事をお客さんに伝える言葉には色々あります。簡単に言えば「無料」なわけですが、たとえば「お試し」であっても無料ですし、「プレゼント」でも無料です。「体験」とか「サービス」という言葉で無料にすることもできます。この使い分け、というのは結構大切なのではないか、と思います。なぜならお客さんは普通なら無料にならないものが無料になる、と聞いた時には単純に「嬉しい!」と思うばかりではなく「どうして無料になるのか?」という心理も働くものです。つまり「無料で喜ばせておいて後で何かあるんじゃないの?」と言う場合です。そして実際に「後で何かを営業するために無料にする」と言う事が実際に美容室では頻繁にあると思うのです。そういう営業方法をする時にはよりお客さんに不安感を持たせずに無料を楽しんでもらう必要があります。そのためにはどの言葉を使って薦めるのが良いか、という事を考えるべきなんですね。たとえば「お試し」と言われたら、試してみてよかったら購入しませんか?と言われているように聞こえる人もいるでしょう。このお試しに載ってしまったら、後からしつこく営業されるに違いない、と思ったらいくら無料でもお客さんが喜んで利用するとは思えませんよね。千葉 美容院